SEO業者を見極める

windcatcher

2009年07月19日 13:07

C-classIP毎に違うサイトからの被リンクがSEO効果があるなどと言っているSEO業者の知識は中途半端だ。彼らがヤフーでのSEO対策を展開している限り、そういうキャッチフレーズを使っているのは、SEOの情報を中途半端に理解している証拠で、自分で何を理解して言っているのか気づいていない。日本でヤフー対策にこだわるのは、ヤフーの使用度が高いからで、当然SEO対策としてはヤフーを第一に考えてよい。しかも、グーグルはあまり使われていないし、ランキングが上位にあったとしても、気にしなくて良い場合が多い。それが理由で恐らく、SEO業者の実績ページで「xxx」のキーワードでxxx 件中1位 等という風にアピールしているのだろう。

ところで、C-classIPが話題になった理由は、グーグルのアルゴリズムに対応した動きだ。ロボットの機能性が高いグーグルでは、いろんなスパム対策がなされている。この話題の発端はこうだ。当時からGoogleは、相互リンクをかなり嫌っていて、相互リンクによるランキングアップを阻止しようと自作自演のリンクを無効にする動きを見せていた。それは最初気づかない人が多かったが、いろんな実験などの結果と、SEOのエキスパート(Matt Cuttsも含む)からの発言で、Googleは過剰なクロスリンキングによるペナルティーを科していたことが明らかになった。

これはヤフーでのSEO対策に基づくものではないし、そもそも未だにヤフーにそれほどの技術があるとは思えない。現に、ヤフーにおいては、下手な相互リンクでもその効果がある事もある。一番最悪の相互リンクの類が、あのトップページにベタベタ貼りまくったリンクだ。SEO業者もよくやっているし、とても幼稚っぽく見えて仕方ない。フッター辺りにある妙なアンカーテキストを見かけたりすると「プロ」のSEOのセリフが崩壊していくようだ。